


今回は、ヴィーガンフードブランドCocoDeJapan(ココデジャパン)を紹介します!
💐ブランド情報
Website: https://www.cocodejapan.com/
Online Store: https://www.cocodejapan.com/shop
💐CocoDeJapan(ココデジャパン)とは?
CocoDeJapanは、ヴィーガン食品を製造・販売しているブランドです。現在は生パスタキットを扱っています。
CocoDeJapanさんのパスタキットのレシピは、イタリアンレストランで働いていた経験のある設立者のいでい さんによって考えられています。ぜひ皆さん公式インスタグラムとウェブサイトを見てほしいのですが、どのパスタも美味しそうでなりません!!!
現在オンラインストアにあるのは、
・ポルチーニ茸のラグーソース
・3種のきのこのクリームソース
・情熱のアラビアータ
・コリアンドーラ
の4種類のパスタです。どれも、ソイミートやカシューナッツからできたチーズなどを使用していて、オールヴィーガンで本格的なイタリアンパスタが楽しめるキットとなっています。また、生パスタも全て米粉でできているので、ヴィーガンの方だけでなくグルテンフリーの方にも楽しめる商品です。現在はオンラインストアや、イベント出店での販売が主になっています。
設立者兼現ブランド代表は、後藤わかなさんと出射武(いでい たけし)さんです。後藤さんはアメリカの大学を卒業されていて、出射さんはハワイ州育ちと、グローバルなバックグラウンドをもつお二人です。二人とも、2019年に畜産業の環境や動物への影響を知ってから、ヴィーガンにシフトしていくようになったとのことですが、日本での選択肢の少なさを問題に感じ、CocoDeJapanの設立に至ったとのことです。
今回はお二人の情熱をたくさんお聞きしてきたので、ぜひ下記インタビューをご覧ください!
💐お知らせ
CocoDeJapanさんは、2022年5月28日に「In the Loop in Nagoya」というイベントへの出店を予定されています。
In the Loop in Nagoyaは、「サーキュラリティ(循環型社会)をめざす、フードやドリンク、ワークショップ、アイテムが集まり、多様な人とのつながりを広げていく1Dayイベント」です。In the Loopとは、サステナビリティや循環を追求したアイディア、製品、サービスのためのポップアップコミュニティです。さまざまなクリエイターやスタートアップなどが熱意を共有しながら活躍できる場になっています。
「In the Loop in Nagoya – サーキュラリティ ポップアップイベント – 」
日時:2022/05/28 10:00-17:00 (飲食メニューは9:00-20:00)
場所:FabCafe Nagoya
内容:
・ワークショップ(コーヒー染めなど)
・フード&ドリンク(CocoDeJapanさんのパスタ、スナックなど)
・アイテム販売(アップサイクルアクセサリー、植物レザーバッグなど)
CocoDeJapanさんのブースでは、パスタ3種類をカフェメニューとしてお楽しみいただけます。また、屋外にはパスタキット購入や食を通して環境問題を学べる場を用意されているとのこと。
詳しくは公式ウェブサイトをご覧ください!
💐インタビュー
今回は、CocoDeJapanブランド設立者兼代表の、後藤さんと出射さんにお話をお聞きしてきました!
Q. 活動を始めようと思ったきっかけを教えてください。
3、4年前にヴィーガンになることを決めましたが、そのきっかけはNetflixで配信されているドキュメンタリー等で、畜産業の問題について知った事でした。環境問題との関係や、ひどい扱いをされている動物のことを知ってショックを受けたんです。
誰も動物を苦しめたい人はいないと思うんですけど、現在の日本では選択肢が少ないじゃないですか。だから、ヴィーガンの商品を増やす事で、そんな心と矛盾しない選択ができるようにしたい、食事の常識を変えたいという思いでCocoDeJapanを立ち上げました。
共同代表の出射は、もともと料理が好きで飲食店での経験もあったので、二人でやっていこう、と。
Q. CocoDeJapanさんの製品の魅力を教えてください。
私たちは「地球のために我慢しよう」ではなくて「地球にも人にも最高の選択肢」を広げる、というミッションを掲げています。
自分達もお肉を食べていた時期があるので、いきなり変えられないよっていう方の気持ちもよくわかります。
それと食事って味だけじゃなくて、例えば焼肉とか行って、みんなでワイワイ楽しいっていうその「経験」、食事があって、それと一緒についてくる経験ていうのがあると思うんですけど、ヴィーガンになったからってそれを諦めなくていいし、むしろ、ヴィーガン食って美味しいし楽しい食事ができるんだ、と思ってもらえるような商品を作ることは常に心がけてます。
あと、麺にもこだわりがあります。27品目のアレルギー物質フリーの製麺工場さんから仕入れていて、グルテンフリーやアレルギーを持つ方にも楽しんでいただけるものにしています。
Q. 「CocoDeJapan」の名前の由来を教えてください。
ここから食の常識を変えていきたい、まだ小さな事業だけどここから大きなムーブメントを起こしていきたいという思いからつけた名前です。
Q. 製品開発で苦労したことを教えてください。
生パスタを作ろうと最初から思っていたのですが、製麺工場で麺を製造しないと販売してはいけないなど、法律上の規制があることなどを知って、計画を変更しないといけなかったのが大変でした。
一度パスタを自分たちで作ろうとしてパスタマシーンを買ったのですが、大量のパスタを作ろうと思うと筋肉痛になって仕方がなかったです笑
でも、「ヴィーガン」にしないといけないから、という点で何か苦労をしているということはあまりないですね。
Q. パスタキットのレシピのアイディアはどこから来ているのでしょうか。
もともとイタリアンレストランなど飲食店で働いていた経験があるので、そこで覚えたレシピなどから着想を得ています。あと、ヴィーガンの海外YouTuberのレシピなども参考にしました。
Q. CocoDeJapanさんの製品はどんな人に食べてほしいですか。
フルタイムのヴィーガンの方はもちろん、週1でヴィーガン食を食べている方や、家族の理解がなかなか得られない方ですかね。私たちも周りの人から理解を得るのが難しく感じた経験があるので、私たちの製品が身近な人とヴィーガンについて話すきっかけになってくれたら嬉しいなと思います。
Q. 今後の目標等を教えてください。
ヴィーガンの選択肢がどこにでもあるような未来を作っていきたいです。最初はヴィーガンの方がすでに多い地域を中心に販売していこうと思っていますが、その後はもっと幅広く展開して、ヴィーガン食をメインストリームにしていきたいです。私たちは、菜食が主流になっていく未来が想像できるんですよね。ヴィーガンが当たり前の食になってほしいと願っているので、今後はパスタに限らず、さまざまな食品を開発していきたいと思っています。
Q. 記事を見ている若者にメッセージをお願いします。
ヴィーガンが関わる環境問題等は、若い人の力でどんどん解決に近づく問題だと思っています。若者のさまざまな活動を見て心強く感じています。
また、現在まで問題を引き延ばしてしまい申し訳ない気持ちもあります。私の小学生の頃から地球温暖化のことは言われていて、自分達の身勝手のせいで動物や他の国の人が苦しむなんて嫌だ、自然破壊を止めたいっていう思いはずっと持っていましたが、今ほどインターネットやSNSが発達しておらず、情報を仕入れるのも発信するのも難しい時代でした。でも、今の若い世代は、私たちの世代が知らない情報や、私たちの常識にないものをもっているように感じます。それぞれの世代の強みを生かして、問題解決のために若者世代と協力していきたいですね。
💐参考
ヴィーガンのことや、畜産業が関わる問題などについてもっと知りたい方は、下記をチェックしてみてくださいね。
『ビーガンという生き方』著・マーク・ホーソーン 訳・井上太一 (本)
http://www.ryokufu.com/isbn978-4-8461-1902-7n.html
『雑食、ときどきヴィーガン がんばらない菜食主義「パートタイムヴィーガン」の生活』(ウェブサイト)
https://eleminist.com/article/548
『今さら聞けない「ヴィーガン」と「ベジタリアン」の違い!』(ウェブサイト)
https://vegewel.com/ja/style/vegan-vegetarian
『Miyu : Tokyo Vegan Girl』(YouTube)
https://www.youtube.com/c/MiyuTokyoVeganGirl
『牛のゲップだけじゃない。肉の大量消費が引き起こす10の環境問題まとめ』(ウェブサイト)
https://www.greenpeace.org/japan/sustainable/story/2021/07/05/52110/
『Cowspiracy:サステイナビリティ(持続可能性)の秘密』(ドキュメンタリー映画)
https://www.netflix.com/jp/title/80033772?s=i&trkid=13747225&vlang=ja&clip=81042691